どん底のぼれろEX

単なる雑多ブログです;

長期ひきこもりだったオッサンの独り言・・・

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久しぶりにハートネットTV(昼の再放送)を見た。ひきこもり文学と題され、長期間に渡りひきこもり続けている当事者たちが心境を読み上げていく。見ていると、忘れかけていた心の苦しみを思い出した気がした。少し前まで、私も彼らと同じ立場だったのだ・・・。
 
今年初め、私はSAD(社会不安障害)を少しずつ克服し、10年間に渡るひきこもり生活からついに脱出、アルバイトとはいえ社会復帰を果たした。ひきこもりだった頃の私にとって、ハートネットTVは自分の苦しみや心境を代弁してくれる貴重な番組だったが、ひきこもり脱出後の今では滅多に見ることがなくなった。10年間止まっていた時間が再び動き出したからだ。今はもう、立ち止まって傷を癒す必要はなくなった。それより遅れた分を取り戻すべく目標に突き進まなくてはならない。
 
久しぶりに見たハートネット。ひきこもり文学を見ている内に、1年前の自分をふと思い出した。部屋にこもりインターネットの大海原を彷徨う毎日。ひきこもりの人の日記サイトを見つけて、同じ仲間がいると勇気付けられた時。しかし、ひきこもりの日々は無意味な昨日の繰り返し。外出なんか出来るハズもなく、書くことが何もなくて、みんな更新が途絶えていく・・・。
 
思えば、昨年の私も外出が困難だった。昨年6月16日22日の記事を読んでみると、たかが難波に出掛けるだけでもかなりの勇気を必要としていたことが分かる。人の視線が怖くて、常に誰かに笑われている気がして、ひたすらに怯えながら道を歩いた。誰もお前の事なんか見てないよ?そんなことはない。みんなが私を見て笑っていた。
 
 
 
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ひきこもりの生活が昼夜逆転する理由は妖怪人間ベムたちと同じ理由である。人目を避け、闇に隠れて生きる。日中、外の世界から聞こえる生活音が嫌だった。楽しそうな笑い声、車が行き交う音。何もかもが嫌だった。PCモニターの明かりだけが煌々と光る暗い部屋で、毎晩、翌朝が来ないことを願った。永遠の夕暮れであって欲しかった。目を瞑ればそのまま永遠に目覚めたくなかった。だけど残酷にも次の日は繰り返しやってくる。生きたくても生きられない人に私の命をあげて、代わりに私が死にたいといつも思った。
 
 
 
 
 
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・・・あれから1年。恋人さんと出会い私は変わった。生きることが辛くてこうやって寝ていたのが、今ではバイトで体力的に疲れてこのようにくたばることが増えたemojikansei_fuuun.png 恋人が出来たくらいでSADやひきこもりが改善する訳がない。そう思うだろう?実際に、ひきこもりの人に恋人が出来て一度は復活するものの数か月程度で関係が破綻し、再びひきこもりに戻るケースを日記やブログで見てきた。
 
ひきこもりになる人たちは、基本的に真面目で繊細な人が多いと思う。だからこそ彼らは、恋人が出来て社会復帰を果たした途端に強い責任感を持ってしまうのだ。私たちのような人間が焦って急いでも結果は見えている。その結果、仕事をやめて再びひきこもりに戻り、そして恋人との関係を解消してしまう。
 
ぼくですか?焦らずノンビリやってまっせemojikansei_nikkori.png 目標は幅を持たせて3年と決めている。3年である程度の結果を残したい(資格、お金諸々)。3年以内に結果を出せたらそれもOKだし、無理なら無理で、ある程度でいいと決めておけば潰れることはない。そこからまた続きを頑張ればいいと思っている。何事も急がば回れってやつだすよemojikansei_smile.png
 
実のところ、私も最初は焦ってしまった。10年間の遅れを急いで取り戻さなくてはいけないと思ったのだ。一時の私は、常に誰かと自分を比較して落ち込んでいた。そんな私に、人と比較しなくてもいい、あなたはあなたでいいと、恋人さんがそう言ってくれた。あの言葉にどれだけ救われたのだろう。
 
このブログは、去年まではひきこもりの人に役立つブログだったかもしれない。でも今となっては全く役に立たないブログになったのだろう。私も、ひきこもりの頃の自分をすっかり忘れていた気がした。去年までひきこもっていたのに、まるで遠い過去のようだ。ハートネットTVを久しぶりに見て、ひきこもりの頃の気持ちを思い出した。もう二度と戻らないように、焦らず確実に前に進んでいきたい。それしか言えない。長期ひきこもりが脱出できる術は、当事者も誰も分からない・・emojikansei_kanashii.png